株式会社森甚商店×二方蒲鉾株式会社
この度、新温泉町諸寄にある株式会社森甚商店が手掛ける「ちくわ」の製造委託契約を結びましたのでお知らせいたします。
森甚商店は明治初期の創業で140年にわたって地魚を使い、こだわりの製法から生まれる独特の食感でちくわを作り続けて来られました。それはいつしか「浜坂ちくわ」と言われ多くのファンに愛されてきました。
しかし、諸般の事情により、本年5月末をもって練り製品製造部門の閉鎖を決まられました。
同じ但馬蒲鉾工業組合に属する仲間として、株式会社森甚商店森塚久志社長から、数年前より様々な相談や但馬の練り業界の将来についての話をしてきました。その中で、私は「但馬の練り物文化の衰退を防ぎたい、素晴らしい森甚ちくわブランドの消滅は地域水産業にとってもマイナスが大きい」との思いが強く、また一番に「先代の父親が昭和30年頃に、森甚さんでちくわ作りの修行をさせて頂いたからこそ、今の二方蒲鉾がある」との感謝の念が強く、恩返しをさせて頂きたいとの強い思いから今回の発表の運びとなりました。
当社と致しましては、永い歴史の中でブランドを確立されてこられた「森甚ちくわ」への敬意を払い、伝統の味を次代に繋げ、更に多くの皆様に喜んで愛して頂ける製品作りに邁進して参る所存です。
引続き、森甚ちくわをはじめ、当社製品に対しましても変わらぬご愛顧を賜りますように心からお願い申し上げます。
なお、森甚ちくわの製造販売は7月17日金曜日を予定いたしております。
二方蒲鉾株式会社
代表取締役 二 方 道 正
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